札幌市の皆様、こんにちは。札幌市の解体業者の雄志総業です。
木造解体の費用相場は坪単価3〜4万円が一般的な目安ですが、建物の状態や立地条件によって大きく変わります。
アスベスト除去や残置物処分など追加費用が発生するケースも多く、事前に費用の構成を把握しておくと安心です。
この記事では、木造解体の特徴・費用相場・工事の流れ・業者選びのポイントを順番に解説します。
解体工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
木造解体とはどのような工事か
木造解体とは、木材を主要構造材として使用した建物を取り壊す工事のことです。
日本の住宅の多くは木造建築であるため、解体工事の中でも件数が最も多い工種といえます。
木造建築には在来工法(軸組工法)・ツーバイフォー工法・木質プレハブ工法などの種類があります。
鉄骨造(S造)や鉄筋コンクリート造(RC造)と比べると解体難度が低く、費用が抑えられる点が大きな特徴です。
他の構造と比べたときの特徴
木造は構造材として木材が使われているため、解体時にはチェーンソーや小型重機を使って比較的スムーズに取り壊せます。
鉄骨造は鉄材の溶断作業、RC造はコンクリートの大型重機破砕が必要なため、時間とコストがかかります。
解体費用の目安を構造別に比較すると、以下のとおりです。
| 構造 | 坪単価目安 |
|---|---|
| 木造(W造) | 3〜4万円 |
| 軽量鉄骨造(S造) | 4〜5万円 |
| 鉄筋コンクリート造(RC造) | 5〜8万円 |
| 重量鉄骨造 | 6〜7万円 |
RC造と比べると、木造は坪単価ベースで2〜4万円程度安くなるケースがほとんどです。
ただし木造であっても、2階建て・3階建てや狭小地の場合は費用が上がることがあります。
費用に影響する主な要因
木造であっても、費用は建物の状態や周辺環境によって変わります。
建物の大きさは基本費用を決める最大の要因で、延床面積が広いほど解体費は高くなりがちです。
塀・カーポート・物置・門扉などの付帯構造物がある場合、建物解体とは別に費用が発生します。
立地として前面道路が狭く大型重機が入れない場合や、隣接建物が近い場合は、手作業が増えて費用が割高になりがちです。
2006年以前に建築された建物はアスベスト含有の可能性があり、確認された場合は専門的な除去作業が必要となるため費用が大幅に増加します。
2022年4月施行の改正大気汚染防止法により、一定規模以上の解体工事では事前調査の結果報告が義務化されているのです。
家具・家電・日用品などの残置物が多い場合、業者が処分する費用が追加で発生します。
木造解体に伴うアスベスト問題
アスベスト(石綿)は、かつて断熱材・耐火材として広く使用されていた建材です。
現在は製造・使用が原則禁止されていますが、2006年以前に建築された建物には含まれている可能性があります。
アスベストを含む建材を無秩序に解体すると、微細な繊維が空気中に飛散する点に要注意です。
吸引した場合に肺がん・中皮腫などの重大な健康被害を引き起こす危険があります。
解体工事の前には必ずアスベスト事前調査を行い、含有が確認された場合は適切な除去・処理を専門業者に依頼しましょう。
2023年10月以降は有資格者(建築物石綿含有建材調査者等)による調査が原則義務化されています。
木造解体の費用相場
木造解体の費用相場は、坪単価3〜4万円が一般的な目安です。
ただし、この金額は建物本体の解体費用であり、養生費・重機回送費・廃材処分費なども含まれます。
アスベスト除去や残置物処分が加わると、費用は膨らみがちです。
見積もり前に費用構成を理解しておくと、提示金額の妥当性を判断しやすくなります。
坪数別の解体費用目安
延床面積(坪数)別の解体費用の目安は以下のとおりです。
坪単価3〜4万円で計算した参考価格で、立地条件・付帯物・廃材処分費などにより変動します。
| 延床面積 | 費用目安(坪単価3万円) | 費用目安(坪単価4万円) |
|---|---|---|
| 20坪(約66㎡) | 約60万円 | 約80万円 |
| 25坪(約83㎡) | 約75万円 | 約100万円 |
| 30坪(約99㎡) | 約90万円 | 約120万円 |
| 35坪(約116㎡) | 約105万円 | 約140万円 |
| 40坪(約132㎡) | 約120万円 | 約160万円 |
| 50坪(約165㎡) | 約150万円 | 約200万円 |
一般的な木造住宅(30坪前後)の場合、解体費用の総額は90〜120万円程度が目安です。
正確な費用を把握するには、複数の業者に現地を確認してもらったうえで見積もりを取ることをおすすめします。
追加費用が発生するケース
建物本体の解体費用以外に、以下のような追加費用が発生することがあります。
アスベスト除去費用は飛散性(レベル1〜3)で異なり、飛散性の高いレベル1(吹付けアスベストなど)は除去費用だけで数十万円〜100万円以上かかることもあります。
非飛散性のレベル3(スレート材など)は比較的低額で、工事前のアスベスト事前調査費用は1〜3万円程度です。
残置物処分費用は家具・家電・日用品を業者に処分してもらう場合に発生し、一般的な一戸建てで5〜30万円程度が目安です。
自分で事前に処分しておくことで、この費用を節約できます。
工事中に古い浄化槽・給排水管・廃材などが地中から発見された場合、5〜30万円程度の撤去費用が発生し、規模によってはさらに高額になることもあります。
塀・カーポート・物置・門扉などの付帯構造物は建物本体とは別費用となり、ブロック塀は1mあたり1〜2万円、カーポートは5〜10万円程度が目安です。
解体後の土地を砂利敷きや土間コンクリートで仕上げる場合は、別途費用が発生します。
解体費用を安く抑えるコツ
複数の業者から相見積もりを取ることが、費用を抑える最も効果的な方法です。
3〜4社以上から見積もりを取ることで相場感が把握でき、業者との交渉材料にもなります。
同条件での比較がしやすくなるため、工事範囲・廃材処分の方法・追加費用の条件を統一して依頼しましょう。
中間業者を通さず自社直接施工の会社に依頼すると、仲介手数料(相場の10〜20%程度)を削減できます。
一括見積もりサービスを利用する際は、紹介業者が間に入ることがあるため注意しましょう。
残置物は自分で事前に処分しておくと、業者の残置物処分費用を節約できます。
自治体によっては、老朽危険建築物の解体や空き家解体に対して補助金を交付しているケースがあります。
2026年5月時点で補助金制度・金額は自治体により異なるため、工事前に市区町村窓口で確認しましょう。
関連記事:札幌市で解体工事の見積もりを検討中の方必見!見積もり完全ガイド
木造解体の手順と流れ
木造解体は「工事前の準備」と「実際の解体工事」の2段階に分かれます。
工事をスムーズに進めるためには、事前の準備を丁寧に行うことが大切です。
準備が不足すると、近隣トラブルや工期の遅延につながることがあります。
工事前の準備(9つのステップ)
解体工事を始める前に、以下の9ステップを順番に行います。
ステップ1の情報収集・相談では、解体工事の流れを把握し、インターネットや自治体窓口で必要な手続きを確認しましょう。
ステップ2の業者選び・問い合わせでは、複数業者の解体工事業の許可・実績・口コミを確認します。
ステップ3の現地調査・見積もり依頼では、業者に現地を確認してもらい正式な見積書を取得します(現地調査なしの見積もりは追加費用が発生しやすいため注意)。
ステップ4の見積もり比較・業者決定では、費用・工期・対応の丁寧さを比較し、工事内容の説明が丁寧かどうかも判断基準にします。
ステップ5の契約・工事申請では、工事請負契約を締結し、建設リサイクル法に基づく届出(業者代行が一般的)を行います。
ステップ6の近隣挨拶では工事1〜2週間前を目安に近隣住民へ挨拶し、工事日程・作業時間・緊急連絡先を記載した書面を持参すると丁寧です。
ステップ7の残置物の自主撤去では、家具・家電・日用品を事前に処分すると業者依頼よりも費用を節約できます。
ステップ8の補助金申請は工事着工前に完了させます(着工後は対象外となるケースが多いため、早めに手続きしましょう)。
ステップ9のライフライン停止では、電力会社・ガス会社・水道局・NTT・光回線への連絡を工事前日までに完了させます。
延床面積80㎡以上の解体工事は建設リサイクル法で分別解体・廃材再資源化と工事7日前までの都道府県知事届出が義務付けられています。
実際の解体工事の流れ(7ステップ)
工事が始まったら、安全で効率的な手順で解体が進みます。
ステップ1の足場設置・養生シート張りでは建物全体を養生シートで囲い、粉塵・騒音・振動対策と近隣影響の最小化を図ります。
ステップ2の残置物・不用品の撤去では、建物内に残っている家具・家電・日用品などを搬出します(業者対応の場合は処分費が発生)。
ステップ3の内装材の手解体では、断熱材・壁材・床材・建具・サッシなどを手作業で取り外し、廃材を種類別に分別します。
時間のかかる工程となり、アスベスト含有建材は専門業者が先行除去するのが原則です。
ステップ4の屋根材・外壁材の解体では、瓦・スレート・サイディングなどの屋根材・外壁材を取り外します。
ステップ5の建物本体の重機解体では、油圧ショベルなどの重機で建物本体を取り壊し、木造の場合は比較的短時間で進みます。
ステップ6の基礎・コンクリートの撤去では、コンクリート基礎を重機で破砕・撤去します(基礎が深い場合は時間がかかることがあります)。
ステップ7の廃材の分別・搬出・整地では、廃材を木材・コンクリート・金属などに種類別に分別して搬出し、最後に土地を整地して工事完了となります。
工期は一般的な木造住宅(30坪前後)で着工から完工まで約10日〜2週間程度が目安です。
近隣への騒音・振動が発生するため、作業時間(通常8時〜17時程度)や土日対応の有無を事前に確認しておきましょう。
解体後の手続き
解体工事が完了したら、忘れずに以下の手続きを行います。
建物滅失登記は取り壊した日から1ヶ月以内に法務局(登記所)へ申請しなければなりません。
登記を放置すると、固定資産税の過払いや土地売却時のトラブルの原因になります。
申請は土地家屋調査士に依頼するか、ご自身で行うことも可能です。
固定資産税の変化への注意として、建物が建っている土地には「住宅用地の軽減措置」が適用されており、更地にすると固定資産税が最大6倍になる場合があります。
更地のまま長期間所有する予定がある場合は、新築・売却・土地活用の計画を事前に立てておくことをおすすめします。
木造解体の業者選びのポイント
解体工事は大きな金額が動く工事であり、業者選びは慎重に行う必要があります。
費用が安いだけでなく、施工品質・対応力・許可の有無を総合的に判断する必要があります。
以下で詳しく見ていきましょう。
関連記事:安心して任せられる解体業者の選び方とチェックポイント
許可・資格の確認
解体工事を請け負う業者は、解体工事業の登録(建設業許可がない場合)または建設業許可(解体工事業)を取得している必要があります。
請負金額500万円以上の工事には建設業許可が求められます。
業者のウェブサイトや見積書で許可番号を確認しましょう。
無許可業者への依頼はトラブルのもとになります。
アスベスト含有建材の除去を伴う場合は、石綿作業主任者の資格を持つ作業員がいる業者を選びましょう。
廃材の処分には産業廃棄物収集運搬業の許可も必要です。
相見積もりと直接発注のすすめ
3〜4社以上から相見積もりを取ることで、適正価格を把握できます。
見積書の内容は、工事範囲・廃材処分の方法・追加費用が発生する条件を細かく確認しましょう。
「一式」とだけ書かれた見積もりは、後から追加費用が発生する可能性があります。
内訳が明記されているか確認することが大切です。
解体工事を自社で直接施工している会社に依頼すると、中間マージン(10〜20%程度)を削減できます。
「自社施工」「直接施工」を明記している業者かどうかを確認しましょう。
見積もり確認のチェックポイント
見積書を受け取ったら、以下のポイントを確認しましょう。
- 解体工事の範囲(建物本体のみか、付帯物も含むか)が明確か
- 廃材処分の方法と費用が明記されているか
- アスベスト対応の有無と費用が示されているかどうか
- 追加費用が発生する条件(残置物・地中埋設物など)が説明されているか
- 工期・作業時間・騒音対策の内容が示されているかどうか
- 工事保険・第三者賠償責任保険などへの加入状況
地域密着型業者のメリット
地域に根付いた業者は、地元の行政手続きや補助金制度に詳しいことが多く、スムーズに手続きを進めてくれます。
アフターフォローや近隣トラブルへの対応も迅速に行ってもらいやすいメリットがあります。
北海道など寒冷地では、冬季施工への対応や凍結した地盤での工事経験があるかどうかも確認しておきましょう。
地元での施工実績が豊富な業者は、土地の特性や気候条件を踏まえた安全な工事が期待できます。
口コミや評判を地域内で確認しやすい点も、地域密着型業者を選ぶメリットの一つです。
まとめ:木造解体をスムーズに進めるために
木造解体の費用相場は坪単価3〜4万円が目安ですが、アスベスト除去・残置物処分・地中埋設物撤去など追加費用が発生するケースも多くあります。
30坪前後の一般的な木造住宅の場合、解体費用の総額は90〜120万円程度が目安です。
まずは複数の業者から相見積もりを取り、費用と対応の両面を比較することが大切です。
工事前には近隣挨拶・補助金申請・残置物の自主撤去・ライフライン停止手続きを丁寧に行いましょう。
業者を選ぶ際は解体工事業の許可・資格を確認し、自社施工かどうかも重要な判断基準になります。
工事完了後は建物滅失登記を忘れずに行い、固定資産税の変化にも注意しましょう。
札幌・北海道での木造解体をご検討の方は、ぜひ株式会社雄志総業にご相談ください。
地域密着の施工実績と自社直接施工で、アスベスト対応を含む安心の解体工事をご提供します。
【記事監修】
藤本 大志(ふじもと たいし)
株式会社雄志総業 代表取締役
平成23年(2011年)に創業。
平成26年(2014年)に法人化(株式会社雄志総業を設立)
札幌市を中心に地域密着で15年以上、一般家屋からビルまでの解体工事、アスベスト除去、仮設足場工事、冬期の除排雪など、総合建設業の第一線で現場を指揮。
「業界で最もクリーンで、最も信頼される解体業者」を目指し、徹底した法令順守、クリーンな廃棄物処理、そして不透明な費用の撤廃に全社を挙げて取り組んでいる。
- 解体工事施工技士
- 一般建築物石綿事前調査者
- 工作物石綿事前調査者
- 産業廃棄物管理責任者
- 特別管理産業廃棄物管理責任者
- 技能実習責任者
解体工事は、施主様の思い出が詰まった建物を壊すだけでなく、新しい未来へ繋ぐ大切な第一歩です。
だからこそ、手続きや費用、近隣対策にいたるまで、一切の濁りがない「最もクリーンな解体業者」でありたいと考えています。
アスベスト対策や産廃処理など、見えない部分こそ徹底的に。
札幌の皆さまに「雄志総業に頼んで本当に良かった」と心から安心していただけるよう、本コラムを通じて、業者の選び方やトラブルを防ぐノウハウを誠実にお伝えしてまいります。


























